旅好きの女の子のブログ

見聞を広げたい!

N高等学校は裕福な家庭の子しか通えない?

今朝のことですが、無料のインターネット配信ニュースをチェックをしていたら興味深い記事を見つけました。現在ネットで話題になっている「N高等学校」に通学コースが開設されるとの話です。

学校法人角川ドワンゴ学園が経営しているそうで、それだけでも驚いたのですが、自由度の高いネット学習システムに大人の私も惹かれそうになりました。昔このような全てネットで完結してしまう学校があったなら、私は迷わず選んでいたかもしれません。高校卒業資格は勿論取得できますし、なりたい職業を目指して高校生の段階からプロの講師に学ぶことができるなんて羨ましい限りです。

高校時代、滑り止めで受かった私立高校に嫌々通学し、悪夢のような三年間を過ごしました。転校したくても留年覚悟で、しかもあの頃は転入可能な学校の情報も少ない時代でしたから、一度進路選択でつまづいたらやり直しが出来ない状況でした。恐らく、N高等学校は昔の私のような悩みを持つ生徒を受け入れてくれるのでしょう。 ただ、今回発表した通学コースは40万円以上かかるとの事で、経済格差が教育にまで広がっているのだなあと実感しました。

同じ不登校の子を持つ家でも裕福ならばお金を払って良い教育が受けられる、けれども貧乏な家の子ならばそのチャンスは無いというのでしょうか。たとえ学校に長期間通っていなくても、高額な授業料を払ってネット学習できれば社会に羽ばたけるレベルに達し、授業料を払えるほどの財力が無い家庭の子はいつまで経っても救いの手が差し伸べられない状況になるのではないかと危惧してしまいます。

角川ドワンゴ学園の着目した視点は素晴らしいと思いますが、教育までこのまま商売一直線に突き進まないで欲しいなあと思います。